あいにくの雨ですが、本日もどさどさ、新作が届きました。
価格帯の安い作品を扱って欲しい的ご要望もけっこうありますが、実は失敗談もあるんです。
Koyukiをはじめた当初、価格帯の安い物もけっこうありまして、アメリカの業者から入れていました。とくにズニっぽいヤツです。ズニの作品と言うことで入れてました。
販売してから気づいたのですが、けっこういろいろなネットショップでも同じものを売っていて、しかも数千円と安いんです。そのときは大量に作ったりしているのかなとも思っていましたが、そのあとギフトショーに行きましたら同じものが大量に売られていて・・・タイ製と中国製で1個原価数百円・・(市販価格3000円で卸が400円とか書いてありました)。親しくなったネイティブのバイヤーに聞いたら「アメリカにも中国からナンチャッテがたくさんはいっていて、露天とかでは大量に売られている。知っていて販売している業者もたくさんいる」ということでした。あわてて在庫は投げ売り・・。
しかし、ハワイアンジュエリーも大半はタイや中国で作られていて、アメリカに輸出され、アメリカでは最後の磨きだけをする。そうするとMade in USAということで販売できるということもあとで知りました。まあ日本の洋服も、海外縫製のものに日本でタグだけ付けると日本製になるらしいですけど・・。
そんなわけで価格が安い物はけっこう仕入れには不安があるわけです。アメリカの時給考えたら日本と変わらないわけで、そうそう数千円で買えるものが普通のアメリカ人に作れるわけもなく・・・・。日本の作家が作ったものが高いのは当たり前で、でないと生活できませんし。
で、本日のブログ。カルセッタさんはナバホの居留地でジュエリースクールの先生もしているわけですが、弟子の一人に非常に器用で頑張り屋がいるので、彼の作品を買ってもらえないかという話がありました。
彼の名前はCaleb Calles。奥さんとナバホ居留地に住んでいるそうです。とはいっても彼はナバホではありません。アズテック・インディアン。つまり、アステカの部族だそうです。
アズテックというのは・・
スペイン人がアメリカ大陸に来る前に、アステカ人はメキシコと中央アメリカに住んでいました。人類学者によると北米のイロコイ族と親戚だそうです。
で、アステカ帝国はどこにあったのかな、世界史で習ったけど・・と思って調べたら・・
ここにありました。いまのメキシコのど真ん中だ・・・。ナバホ族が100年前に銀細工を習ったのがメキシコからですので、まあ親戚みたいなものかと・・・。
で、彼の作品ですが、まだ新人ですので価格も安くて、まとめて買ってあげたら非常に喜ばれました。石はカルセッタさんが供給してますので間違いないです。しかし価格の割に到着して実物見たら、非常に丁寧に作ってあって、著名な人のと変わりないどころかかなりグッドでした。なので自信を持ってお勧め。
本日掲載予定はこちら
まずは今回一番高価だった、非常に素晴らしいナチュラル・スリーピングビューティ・ターコイズのリング。サイズは日本人向けに日本サイズ12号にしてもらってあります。
これが一番価格が高くて22000円・・・ですから・・
次は同じくナチュラル・スリーピングビューティのイヤリングというかピアス
これで14000円ですし・・・・
チベット・ターコイズの極小ペンダント
これと
これは各6800円・・・
夕方までには掲載しますのでよろしくお願いします。