◆初公開。ゴールドジュエリーの制作コスト比較。これでバッチリ!!

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12月12日にアメリカを出た、デリック・ゴードンにカスタムオーダーしたカリコレイクの作品群が、なにを間違ったかロンドン経由になり、昨日東京税関に着いたという連絡が来てホッとしている私です。よかった~。オーダーいただいた皆様、もう少しですので・・・。

さて、最近特にオーダーやお見積もり依頼が多いのが、「ゴールドベルで」というもの。
まあ、パイユートやダメイル、ランダーブルーなど、ゴールドでないともったいない(?)という感じのターコイズをバシバシ出しているということもありますが、カルセッタさんによると、濃いブルーのチベット・ターコイズでのオーダーも多いとのことです。

そこで今日は、ゴールドのオーダーの基礎知識をまとめて掲載します。

まず、インディアンジュエリーで使用されるゴールドは、ほぼ14K。つまり金の含有量は14/24=58%のものです。純金の24Kは非常に柔らかいため、中国のように「金至上主義」みたいなところ以外ではほとんど使用されません。日本では18Kが主流ですが、欧米では10K~14Kが多いのです。もちろん指定すれば18Kも出来ますが、価格は上がります。
14Kは非常に硬く、金属アレルギーでも14Kくらいまでなら平気と言われています。しかしシルバーとは地金の価格が比較にならない上、シルバーのように簡単に加工できないのです。ゴールドは基本は「ワックス型」という型を作って制作します。つまりシルバーよりずっと手間がかかるのです。見積もりもひとつひとつ金の使用量を試算しないといけないので簡単には出ません。
ちまたで売ってるゴールドジュエリーの安い物は、同じ型で何十、何百も同サイズのものを作りますが、カスタムオーダーは基本、「ワンオフ」なのでそういうわけには行きません。なのでお揃いで全く同じ形のペンダントを作る、というような時は価格は少し安くなります。

大きくなればなるほど価格は3乗で高くなる
 →地金を多く使う 長さが2倍なら面積は4倍。厚みも倍になれば地金は8倍

複雑なデザインになると、めちゃくちゃ高くなる
 →ワックス型をたくさん作らないといけない

小さい石ではリングのほうがペンダントより高くなる

 →地金をたくさん必要とするため

この三原則をもとに、実際の例で見積もりを出してみます。
ただしレートは1ドル95円(1/6)、金の価格も変動しますので、あくまでも1/6の場合です。またリングサイズは12です。リングが大きくなると金使用量が増えますので価格は上がります。

今回の試算は、パイユートのH-2を使った場合です。カルセッタさんに出してもらいました。
インディアンジュエリーKoyukiのターコイズ日記
H-2
13.5 x 9 x 4ミリ
4.90 Carats

なのでこのサイズのターコイズだと念頭に入れてください。もっと大きい石だと見積もりは変わってきますので。

【ペンダントの場合】

シルバーの写真の物もありますが、もしこれをゴールドで作ったら?という試算になっています。

インディアンジュエリーKoyukiのターコイズ日記
薄い地金  88500円
厚めの地金 94000円 

インディアンジュエリーKoyukiのターコイズ日記
薄い地金   96000円
厚めの地金 102000円

インディアンジュエリーKoyukiのターコイズ日記
薄い地金   99000円
厚めの地金 106500円

インディアンジュエリーKoyukiのターコイズ日記
198000円
※やはりこうした手が込んで、しかも地金がたくさん必要なものは格段に価格が上がります。

【リングの場合】
※サイズは12号です。大きいサイズは価格が上がっていきます。

インディアンジュエリーKoyukiのターコイズ日記
197300円

インディアンジュエリーKoyukiのターコイズ日記
262000円

インディアンジュエリーKoyukiのターコイズ日記
262000円

ご覧のように、ゴールドのリングはかなり価格が張るのがおわかりいただけると思います。正確なワックス型を作る必要があるためです。シンプルなペンダントはワックス型がいらないので価格が安いのですが、リングはかならずワックス型がいります。

【デザインの一部にゴールドを入れる】

すべてをゴールドで作らなくても、一部にゴールドをいれることも可能です。特にブレスレットなどは、全体をゴールドで作ると大変なことになります・・・。

ちょうどいい例で、あるお客様のランダーブルーのペンダントが仕上がってきました。
インディアンジュエリーKoyukiのターコイズ日記
このランダーブルーは7.19カラット 17mm X 12
mmなので、サイズ的にはパイユートよりふたまわり大きいですが、非常に手の込んだデザインで、バチカン(ベール)の中心と、石を止めているベゼル部分をゴールドにしてあります。サイドはテクスチャー処理で、ほかの部分はぴかぴかに鏡面仕上げのように磨いてあるため、下半分にゴールドが映り込んでいます。

仮にこのデザインでH-2の石でペンダントを作りますと、124000円くらいとなります。

このように・・・

1 ベゼルのみ・・・石を止めているギザギザのみ

2 周囲のワイヤーのみ

3 ベールにアクセント

みたいな感じでゴールドを使うといいですよ!

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